声変わりしたドラえもんをじっくり観るのは、初めてでスゴイ違和感がありましたが、最後の方になると、結構慣れたかな?
とにもかくにも、この作品はリメイクですね。なので、ストーリー的には古さがありましたが、底辺に流れている温かさは健在といったところです。そういえば、最新作もリメイクですね。魔界大冒険は途中で一度エンドロールが流れそうになったことで、印象的な作品です。
![]() | ドラえもん のび太の恐竜2006 監督/渡辺歩 主演/水田わさび ポニーキャニオン 2006-12-20 by G-Tools |
[あらすじ]
恐竜を見つけられなかったら、スパゲティを鼻から食べるという約束をしてしまったのび太。しかし、運よく地層を掘っていたら卵の化石っぽいのを見つけます。これまた運よく洗面所で見つけたタイムふろしきに入れてみたところ、本当に恐竜の卵だったのです。
一晩中温めると生まれたのはフタバスズキリュウ。刷り込み効果のおかげでのび太を母親と勘違いし、ものすごくなついてくるのでした。名前は「ピーピー」鳴くので、ピー助にしました。
どんどん成長するピー助を部屋で育てることが困難になり、近くの公園の池に放しますが、恐竜売買を目的とするハンターに目を付けられてしまいます。ピー助を白亜紀に返すためタイムマシンに乗り込みますが…。
タイムマシン、タイムふろしき、タケコプター、桃太郎印のきびだんご、スモールライトなど初期のヒットアイテムの目白押しでした。ティラノサウルスに襲われた時にスモールライトを使えば、桃太郎印のきびだんごを使わなくても済みそうなものですが、この桃太郎印のきびだんごが後の伏線としていきてくるので、やはり、桃太郎印のきびだんごを使っておいてよかったと思います。
よく言われることですが、映画版ののび太は勇気がありますね。よく泣きますが、強いです。そして、ジャイアンはいい奴です。黒目しかないのが気になりますが…。
恐竜ハンターは一目見て悪役とわかりました。当時のわかりやすさのままでうれしかったです。
8月7日、それはのび太(以下、ボク)の誕生日。楽しみにしていたのだが、ママはいつものようにガミガミ。パパにまでお説教される始末。ママたちはボクの誕生日を忘れているんだと悲しくなり、家出を決意する。泊めてもらおうと友達の所へ行くが、良好な親子関係を見せつけられ、この街にボクの居場所はない…と悲しくなる。
かなり遠くまで、歩いたところドラえもんが迎えに来る。「家に戻る気はない! ボクなんか生まれてこなきゃよかった」と呟くボクに、ドラえもんはタイムマシンで生まれた日に行ってみようと提案する。そこで、ボクが生まれた直後のママとパパを見たボクは…。
生まれた病院には1本の大きな木が生えていました。パパはその木を見るたびに生まれてくる子どもに、この木のように、どこまでもノビノビ育って欲しい、と願い込めて名前を付けました。ママに似れば、頭が良くなるだろう。パパに似れば、運動神経抜群になるだろうと、期待は膨らんでいました。居たたまれなくなったボクは、外へ駆け出しその木の元へ。風に揺れる木の葉のさざめきが慰めてくれるように感じました。しかし、その時、大木は区画整理で切り倒される運命にあることを知ります。ママとパパの想いが詰まった木の枝を折り、川沿いの堤防に植えに行きます。急いで、タイムマシンで現在に戻ったボクは…。
最後にこう問います。「ねぇ、ボクが生まれてよかった?」
ママとパパの答えは当然、予想できたのですが、我慢できませんでした。
話は変わって、私の生まれた日のエピソード。
出産のため、田舎へ帰っていた母は、産気づいたので、病院へと運ばれました。仕事のため京都にいた父に電話したところ、仕事を切り上げ高速を飛ばし、母の元へ向かいました。結局、間に合わなかったそうですが、母は私を無事出産。遅れてきた父は、病室で母に抱かれた生まれたての私をカメラでパチパチ撮っていたそうです。
しかし、喜びのあまり(?)、テンパっていたのか、どうやらフィルムが入ってなかったみたいです。なので、私の生まれた日の写真はありません。
でも、うれしい気持ちがするのは何故だろう?
もしタイムマシンができたら、行先は決まりました。
もちろん、それは「ぼくの生まれた日」です。私を抱く母とフィルムの入っていないカメラのシャッターを必死で押し続ける父を見るだけで、生まれてきた喜びを感じられそうですから…。
遠距離恋愛がテーマの映画は数あれど、かつてこれほどまでに離れた距離で恋愛をしていた男女が存在しただろうか?私が知る限り最長不倒距離である。
![]() | 「ほしのこえ」The voices of a distant star 監督/新海誠 2002-04-19 by G-Tools |
[あらすじ]
2046年、関東某県の中学に通う長峰美加子と寺尾昇は同級生。同じ部活で仲の良いふたりだが、中学3年の夏、ミカコは国連軍の選抜メンバーに選ばれたことをノボルに告げる。2047年、冬、ミカコは地球を後にし、ノボルは高校に進学する。 地上と宇宙に離れたミカコとノボルは携帯メールで連絡をとりあうが、リシテア号が木星・エウロパ基地を経由して更に太陽系の深淵に向かうにつれて、メールの電波の往復にかかる時間は開いていく。ノボルはミカコからのメールだけを心待ちにしている自身に苛立ちつつも、日常生活を送っていく。やがてリシテア艦隊はワープを行い、ミカコとノボルの時間のズレは決定的なものへとなっていく…
ノボルはミカコが旅立ってまだ間もない頃はこう呟く…
「ナガミネミカコは中学の頃にわりと仲のよかったクラスメイトだ」
しかし、ミカコから届くメールを待つだけの自分を止めた時、ノボルの認識も変化していく。
「僕たちは中学の頃からずっと、たぶん、お互いだけを見ていた」
そして、ミカコのことを愛していた自分を認めた後、ノボルは決意する。
「絶対に開かないとわかっている扉をいつまでも叩いたりしないこと」
彼は時間とともに成長し、あるべき自分の姿を見出す。
一方、旅立ってしまったミカコはまだ1年にも満たない出来事だから当たり前だが、中学時代を引きずったままだ。制服で戦闘ロボットに乗り込んでいるところからも伺える。
「私たちは宇宙と地上に引き裂かれる恋人みたいだね」
と、冗談めかして語るが、シリウスに到着したころ(メール送信予想時間8年ほど)好きだったノボルに対しては謝罪の言葉しかでないし、二人で感じた季節、場面しか浮かんでこない。
「ただ一緒にいたかった」
ミカコが最初に語る言葉には重みがある。
「私は中学のころまで世界っていうのはケータイの電波が届く場所なんだって漠然と思っていた。でも、どうしてだろう?私のケータイは誰にも届かない…」
距離だけでなく、時間にも引き裂かれた恋人たちはお互いに決して届かない声で確認し合うしか手段はない。
「ここにいるよ」
![]() | 茄子 アンダルシアの夏 監督/高坂希太郎 声/大泉洋 2003-12-21 by G-Tools |
[あらすじ]
灼熱の乾いた道のりを、チーム“パオパオ・ビール”のメンバー、ぺぺはひたすら走り続けていた。勝利に恵まれないぺぺは、レース中に自分が解雇される事を知ってしまったのだ。コースは、彼の生まれ育った村にさしかかる。村の教会では、兄と、かつて自分が想いを寄せていた女性・カルメンの結婚式が行われている…。その時、さまざまな想いを乗せて走るペペの前に、突然、ネグロという名の黒い猫が道に飛び出した。突如レースは一転、勝利を目指して、ぺぺは必死にペダルを踏みこんだ。
去年の夏にテレビで「ツール・ド・フランス」全行程一挙放送してるのを観て以来、自転車レースはお気に入りのスポーツです。去年の大会はシェリル・クロウの恋人が強くて圧倒的でした。
どこでアタック(逃げ)をかけるか?逃げをかけた人についていくか否か?レース展開を左右するそれぞれの選手の駆け引きを観ていると興奮します。メンタルの強さが要求される厳しいスポーツだと思います。
「茄子」と「夏」がダジャレなのかどうかは一切考えない。なぜなら「ヴェルタ・ア・エスパーニャ」が行われる季節は「夏」で、アンダルシアの「茄子」の酢漬けは最高にうまいのだ。(?)
レース中にふっと黒い影が横切る。「おまえか…」
想いを断ち切るために男はペダルを漕ぐ(ゴール間近の必死の形相は「緑山高校」を思い起こさせる)。漕がなければやせた土地「アンダルシア」に戻らなければならない。戻るということは…。
あなたの大切な人が心無い犯人が仕掛けた時限爆弾によって生死が危うくなっていると仮定してみる。いくつかの難解なブービートラップをかいくぐり、最終的に残り2本の導線が残った。
赤色の導線と青色の導線。
ここから先は運を天にまかせるしか道はない。
あなたならどちらを切るか?
こんな極限状況に立たされた二人にご登場願おう。
一人は毛利蘭、そしてもう一人は古畑任三郎。
![]() | 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼 2001-03-28 by G-Tools |
![]() | 古畑任三郎 2nd season DVD-BOX 主演/田村正和、木村拓哉 2004-04-21 by G-Tools |
結論を言うと、毛利蘭は青の導線を古畑任三郎は赤の導線を切断し、二人は大切な人を救った。
それぞれ違った理由に基づいて…。










