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加納ソルト

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(加納ソルト 2007年5月1日更新)

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密室三重奏/村上春樹「象の消滅」
「ネコは自分の死期を悟ると身を隠す」
何度か耳にしたことのある話だったが、どうやらこの話はガセだそうだ。ネコは痛みなどから身を守ろうという習性があるらしく、病気などの見えない敵からの攻撃に安全な場所に逃げ込むようなのだ。安全な場所に逃げ込み、隠れている際にそのまま死んでしまう場合もあるので、傍から見てるとネコが死に場所を探していなくなっているように見えるだけとのこと。うーん、話は聞いてみないとわからないもんだ。ところで話は村上春樹「象の消滅」である。

4103534168象の消滅 短篇選集1980-1991
村上春樹
新潮社 2005-03-31

by G-Tools


町の象舎から象が消えた。
年老いた象が消えたことに気づいたのは5月18日午後2時。第1発見者は象の食料をトラックで運んで来た人である。からっぽになった象舎には足に嵌める鉄の枷が鍵の掛かったまま置いてあり、ずっと象の世話をしている飼育係の男も同じように姿を消していた。そして、最後に象と飼育係の姿が目撃されたのは5月17日午後5時頃だと、スケッチに来ていた小学生が証言している。果たしてこの22時間の間に何が起こったのだろうか?

第1の謎「鉄の枷」
安全のために象は鉄の枷をしていた。スッポリ足が抜けたように見える。鍵を飼育係が開け、また鍵を閉めただけだと推理されたが、問題の鍵は安全のため警察署と消防署に1本づつ保管されていて、それ以外はないことがわかった。つまり、飼育係が鍵を外すことは不可能なのだ。

第2の謎「脱出経路」
象舎には3mほどの高さの頑丈な柵がはりめぐらされており、安全のためとはいえ、いささか過剰なほどだった。年老いた象が飛び越えるなど不可能。

第3の謎「足跡」
何らかの方法で鉄の枷から足を抜き取り、飛び越えられたしても、象舎の背後は急な勾配になっているので上るのは無理。となると、正面から逃げるしかないが、正面の道はやわらかい砂地になっていて、もし象が通れば必ず足跡がつく。しかし、足跡は全くなかった。

3重の密室が絡むこの消失事件。あなたはこのトリックを見破れるか!?

そういえば、象も死期が迫ると死に場所を探すと言われてる。象の墓場と呼ばれる場所があるくらいだ。
しかし、誰も象が死ぬ瞬間を見た者はいない…。
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[加納ソルト]本・国内短編小説 | 19:11:26 | Trackback(0) | Comments(1)
コメント
狸さんはよく車に轢かれて死んでるよね。可愛そうに。
2006-08-18 金 22:56:53 | URL | ドライモン [編集]
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