投稿日:2007-12-27 Thu
じいちゃんが死んだ。病院のベットで家族の誰にも看取られることなく死んだ。朝の巡回の看護師さんが、心停止して冷たくなったじいちゃんを発見したそうだ。
弱っているのは聞いていた。実際に去年の夏に間近で昔のじいちゃんとは明らかに違う姿を見てもいる。
けれど、こんなに早く別れが訪れると思わなかった。
享年は92歳。いつまでも生きてくれると思ってた。人は死ぬことは知っているけど、じいちゃんには当てはまらない気がしていた。
土曜日の朝早く、母が泣きながら「おじいちゃんが…死んじゃったって…今、連絡が…」と寝ている僕を起こした。「行こか」って即答した。僕はまだ全く現実感はなかった。
車に乗り込み、山口へ向けて出発。おばちゃんから母へメールが届く。
「お父さんを家に連れて帰ってきました。気をつけて来てください」
悲しみは一気に襲うもので、どうしようもない。じいちゃんが死んでも、精神的物理的に頼るところは一切なくなった現在、全然平気だと思ってた。でも、全然平気じゃなかった…。想い出が押し寄せる。
着物っぽい生地の海パンで古式泳法を教えてくれるじいちゃん。
僕を車に乗せ自分が設計したお寺や、公共施設を巡るじいちゃん。
父方のじいちゃんの葬式でも構わず、カメラで僕らを撮空気を読めないじいちゃん。
そして、去年の夏にばあちゃんと僕のツーショットを撮ろうとデジカメを震える手で撮ろうとして失敗するじいちゃん。
でも、どんな声をしてたか思い出せない。声が聴きたいです…。
本当にありがとね。かわいがってくれてありがとね。さようなら。
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