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加納ソルト

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(加納ソルト 2007年5月1日更新)

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世界は誰のもの?/エドモンド・ハミルトン「フェッセンデンの宇宙」
フェッセンデンの宇宙 著/エドモンド・ハミルトン
第1話 「フェッセンデンの宇宙」

4309621848マルタ: 「奇妙な世界の片隅で」で紹介されていたエドモンド・ハミルトン「フェッセンデンの宇宙」です。史上最高の科学者フェッセンデンを訪ねた親友ブラッドリー。教授会にも講義にも出て来ないことを心配しているブラッドリーは「最近どうしてるの?」と訊ねます。すると、フェッセンデンは「宇宙を創造した」と答えます。半信半疑ながらブラッドリーは実験室に連れられ、まさにフェッセンデンが作り上げた「極小宇宙」を目にするのでした…。
クレタ: すごい人ですね。自宅で宇宙を作っちゃうなんて。
マルタ: 宇宙誕生の条件さえ整えてあげればミニチュアの宇宙が出来上がり。しかもすごいことにこの宇宙では生命が誕生し、何故か早回しのように時が過ぎて行くから、生命の成長過程も観察可能なんです。いわば、ゾウの時間とネズミの時間みたいな話なんだ。
クレタ: 観察するだけなら問題はないんだけど、フェッセンデンは実験と称して手を加えるよね。
マルタ: フェッセンデンの宇宙で生まれた知的生命体が危機のときどのように対処するのか?その気まぐれのせいで何個も星が滅亡した。そして無限に小さいとしても、我々と同じ本物の存在だと考えるブラッドリーは、神のように振舞うフェッセンデンが許せなくなり、飛びかかりもみあいになる。つまづいたフェッセンデンは極小宇宙の中に飲み込まれ宇宙は壊滅。まさに神の死です。
クレタ: フェッセンデンはああいう人の心を逆撫でする物言いをするので、悪い奴に見えるけど、やっていることはまさに実験なので少しかわいそうな気もしますね。余談だけど、宇宙消滅のきっかけを作ったブラッドリーの方が罪が重かったりして…。
マルタ: まあね。でも自分が作り上げた世界だからといって必ずしも自分の思い通りにしてはいけないんじゃない?自分の子供が自分のモノじゃないように。人間に対する警告を含んでますね。
クレタ: 最後にブラッドリーが「われわれ自身の広大な宇宙も、はるかに大きなスケールで見れば、ちっぽけな極小宇宙にすぎないのではないだろうか?」と呟きますよね。1937年に描かれた作品なのに現代的だわ。
マルタ: 少し前に流行ったミステリの登場人物が自分たちを動かす作者の存在を意識するみたいなもんかな。これを考え出すとキリがないけどね。
クレタ: 鏡を対置させると無限に鏡が続いているみたいな?
マルタ: は?
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[加納クレタ&マルタ]本・海外短編ミステリ | 11:43:48 | Trackback(1) | Comments(2)
コメント
ハミルトン
TBさせていただきました。
『フェッセンデン』は本当に名作ですよね。結末のイメージはめくるめくものがあります。ハミルトンは他にも面白い短編がいっぱいあるのでオススメですよ。
2006-04-16 日 14:38:55 | URL | kazuou [編集]
TBありがとうございます。といいつつTBの意味があまりよくわからないのですが…。
フェッセンデンとブラッドリーのやり取りがいささかクドいかな?と思いましたが楽しめました。
2006-04-16 日 16:29:11 | URL | 加納ソルト [編集]
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新人類を創生せよ!  エドモンド・ハミルトン『フェッセンデンの宇宙』
 スペースオペラの達人エドモンド・ハミルトンは、またセンス・オブ・ワンダーに満ちた短編の名手でもあります。最近のリバイバルブームで、三冊の短編集『フェッセンデンの宇宙』( 2006-04-16 Sun 14:35:24 | 奇妙な世界の片隅で

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