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加納ソルト

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(加納ソルト 2007年5月1日更新)

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探偵と犯人の信頼関係/我孫子武丸「8の殺人」
40618510048の殺人
我孫子武丸
講談社 1992-03

by G-Tools

マルタ: 屋敷の見取り図は8の字が横になってる。8を横にすると∞(無限)になるから別名「無限館の殺人」だ。
クレタ: 綾辻っぽくなっちゃうね。無限といえば、私が昨日言った「鏡を対置させると無限に鏡が続いているみたいな?」発言を完全無視してたわね。
マルタ: というわけで我孫子武丸「8の殺人」です。
クレタ: おいっ!


あるところに「8の字屋敷」と呼ばれる奇妙なお屋敷がありました。名前の通り8の字にかたどられた外観なのです。ある日その屋敷に住む「誰か」が菊一郎さんをボウガンで射ち殺しました。見たところ雄作さんの部屋からボウガンは放たれたようです。その瞬間を見ていた雪絵さんと美津子さんは声が出ないほどビックリしてしまいました。あくる日、2人の目撃証言により、雄作さんは逮捕されてしまいます。
またあるところに3人の兄弟がおりました。一番上の恭三さんは警察官。真ん中の慎二さんは喫茶店のマスター。一番下のいちおさんは慎二さんのお店を手伝う大学生です。恭三さんは8の字屋敷殺人事件を担当しますが、どうしても雄作さんが犯人とは思えないのです。かといって誰が犯人なのか皆目わかりません。困った恭三さんは弟の慎二さんに相談するのですが…。



クレタ: びっくりギョウテン!あいつに完全ダマされテン!D.J COOL!
マルタ: 冒頭の犯人の独白にビッシリとヒントが書き込まれてますよ。「人をひとり殺すのにこんなに手間をかける必要があるのか?」「8の字屋敷が私にあるトリックを思いつかせた」ってね。


―――あまりといえば、あまりに奇妙な計画だった。
たかが人ひとり殺すのにこんな手間をかける必要があるのかと、何度も自問した。
「8の字屋敷」に住んでいる私だからこそ、このトリックを思いつかせた…いや、見つけたのだ。
私はこの美しい計画を実行するだけ、しかしこの作品を鑑賞し、批評してくれる観客―――名探偵がいないのはなんと悲しいことだろう…


クレタ: あらホントだ。ちょっと質問!独白シーンの「無実の人間を犯人に仕立て上げる…彼もきっとわかってくれるだろう」これは叙述トリック?
マルタ: そうかも…。密室殺人の類型を探偵が解説してくれたり、変な屋敷が登場したり、トリックが派手だったり、犯人に驚かされたりとなかなかメニューが豊富でお腹いっぱいになることは確かですね。ひとつわからないのは雪絵が何故口が利けない設定になっていたのか?とうこと。意味なくない?

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[加納クレタ&マルタ]本・国内長編ミステリ | 22:33:09 | Trackback(0) | Comments(2)
コメント
もしも僕が、完全犯罪を成し遂げることが出来るトリックを考え付いたならば、
絶対、誰かに評価してもらいたくなるし、挑戦してみたくなるだろうな。
宝くじが当たった時と同じで、一生黙っていることに耐えられなくなるんだよね。
2006-04-18 火 01:25:07 | URL | うなぎ [編集]
持論!
完全犯罪はバレてこそ「完全犯罪」だと思うのです。バレないとただ何かが起こっただけで、犯罪と呼ばれない。(いささか強引…!?)
犯人はオシャベリに限ります。探偵は事件解決後の犯人の長い独白を聞くのが仕事ですから。ちょっとしたカウンセリングです。
2006-04-18 火 21:34:25 | URL | 加納ソルト [編集]
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