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加納ソルト

Author:加納ソルト&加納トマト&加納キムチ

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(加納ソルト 2007年5月1日更新)

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「ただいま」という声が泣いているように聞こえた/エドモンド・ハミルトン「向こうはどんなところだい?」
フェッセンデンの宇宙 著/エドモンド・ハミルトン
「向こうはどんなところだい?」

4309621848エネルギー源ウラニウム確保のため送り出されている第2次火星探検隊。
火星探検は苛烈さを極める。
ロケットが離陸する際には何人かが内臓をに傷を負う。火星に降下するときは自分が搭乗しているロケットが大破しないようにただ祈るだけ。火星に着いても何ヶ月もの間、少ない食料、心もとない医療体制で日々を過ごさなければならない。そこには地球で暮らす人々が憧れる火星探検隊の姿など微塵もない。
そんな中(第2次探検隊は第3次探検隊と交代で地球に帰ることができる)「本当に第3次探検隊は来るのか?計画は中止になって俺たちはここに一生捨てておかれる」などと隊一体に不安が広がる。任務を遂行しようとする者と火星から脱出しようとする者との対立が激化していき、多くの死者が出る。
火星病にかかりながらも、無事地球に帰ってくることができたフランク・ハッドン軍曹。だが彼の心は晴れない。何故なら火星で死んだ仲間の身内に亡くなったことの報告をしなければならないからだ。


行く先々で人々は人類のために火星に行ったフランクにこう訊ねる。「向こうはどんなところだい?」と。最後に故郷に戻るが、待ちうけていたのは地元の英雄の大歓迎。町中がフランクのことを誇りに思っているのだ。実際に火星で起こった出来事と人々が思い描く火星探検の虚像との乖離に思い悩み、幾度となく本心をぶちまけたい欲望にかられるが、グッと耐えるフランク。それは戦争から帰還した(大切な仲間を失い、日々生き残ることだけを祈る)兵士の姿と重なる。

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[加納ソルト]本・海外短編ミステリ | 21:20:42 | Trackback(0) | Comments(4)
コメント
理想と現実とのギャップ…、発表年代から考えると、これは戦争に行く兵隊の寓意なのかもしれませんね。
2006-04-19 水 21:24:06 | URL | kazuou [編集]
この作品はいいですね。ラストの星を見上げるシーンが最高です。希望と興奮の星だったものが、悲しみの星へと変貌しているなんて切ないですね。
フランクはこれからの人生夜空を見上げるたびに辛くなるんだと思います。
2006-04-19 水 21:58:06 | URL | 加納ソルト [編集]
この心の葛藤はツライねぇ!
やはり、事実は話さない方がベターなのかなぁ?
町の人達の期待に応え続けるべきか、自分を解き放つべきか。
う~ん、難しい!
2006-04-20 木 00:06:36 | URL | うなぎ [編集]
事実は話さない方が物語に深みでます。
2006-04-20 木 22:04:23 | URL | 加納ソルト [編集]
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