■プロフィール

加納ソルト

Author:加納ソルト&加納トマト&加納キムチ

今まで「Re-クレタとマルタ」で取り上げた作品はコチラから♪
読了本リスト
鑑賞映画リスト
(加納ソルト 2007年5月1日更新)

■全記事表示

全タイトルを表示

■Blog Pet

■ブログ内検索

■最近の記事+コメント

■カテゴリー

■月別アーカイブ
■最近のトラックバック
■ブロとも申請フォーム
■RSSフィード
■リンク
■ページランキング

スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。


スポンサー広告 | --:--:--
甘いモノなんていらねぇよ、夏/米澤穂信「夏期限定トロピカルパフェ事件」
4488451020夏期限定トロピカルパフェ事件
米澤穂信
東京創元社 2006-04-11

by G-Tools

クレタ: 「季節限定シリーズ」第2弾!「夏期限定トロピカルパフェ事件」です。前回の「春期限定いちごタルト事件」は小佐内サンが「狼」の部分を臭わせる展開を見せ、「なんなんだ、この女は?」と気になったまま終了。それで今回は彼女の隠された過去がいかに解き明かされていくのか!?に興味を集中させて読んでみました。構造としては前回と似てて、短編が2作入り込んだ長編となっています。
マルタ: それぞれの章のタイトルがおもしろいですね。全6章のうち、5章が「甘く」て、1章だけ「辛い」。辛いだけに甘いもの好きの小佐内サンは出てきませんが…。


[あらすじ]

高校二年生の夏休み。突然、小鳩クンは小佐内サンから「小佐内スイーツセレクション・夏」と題されたお店リストと地図を渡され、この夏休みにそのリストに書かれたお店めぐりをしようと提案される。甘いものが苦手な小鳩クンはリストアップされた数の多さに一瞬たじろぐが、誘いにのった。しかし、「小佐内スイーツセレクション・夏」には二人の運命を左右させる出来事が待ちかまえているのであった…。


クレタ: 小鳩クンは小市民を目指すことはどうでもよくなっているのかな?小佐内サンの前だとボロボロ素の自分がこぼれ落ちてますね。
マルタ: おもしろかったのが、健吾が意味のわからないメモを残して立ち去ったので、例のムラムラが始まり、小佐内サンにそれとなく注意される。「わかった、健吾に電話してさっきのメモを意味を教えてくれないか?と聞くよ」と言うんだけど…
クレタ: 2コールで切った(笑)。
マルタ: 「出ないや」だって(笑)。全然わかってない。



ネタバレ!?してないと思うけど、一応…。



クレタ: 小佐内サンの過去に何があったかの核心はついてくれなかったけど、「執念深さ」は周到に練り上げられた恐るべき計画によってわかったわ。
マルタ: あの夏祭りで中学時代の友達を見つけた時に、「素敵な予感」がすると…。あそこから始まっていたのかな?それとも計画が順調に進んでいるかどうかの確認?
クレタ: 確認でしょう!当然。
マルタ: 二人の互恵関係ってある種のゲーム性を帯びているんだよね。「世界で一番不幸で幸せな私」っていう映画があったでしょ?モチーフはあれなんじゃないかと。「相手の要求には必ずのって、危険だとしても遂行する」ルールだったよね。あの映画は子供のころに決めたルールに縛られてしまって、相手のことが好きになっても「好きだ」と言えなくなってしまう。いつもそばにいたい気持ちは誰よりも強いのに、「好きだから一緒にいよう」というとゲームが始まってしまうからね。小鳩クンと小佐内サンの間にも、ただ単純に「一緒にいたい」という気持ち(?)がこの互恵関係のせいで、邪魔されてしまい、あんな言葉の応酬になってしまった。
クレタ: 「秋期」はお互いひとりぼっちで過ごしそうだね。それで、「冬期」で耐えられなくなったどちらかがアクションを起こすという展開なのかな?予想は外れるだろうけどね。
マルタ: 今回は「甘いモノなんていらねぇよ、夏」というか、「本当に小市民を目指すためには甘えられる存在は必要ないどころか、足かせになる」と悟った夏でしたね。

 

スポンサーサイト
[加納クレタ&マルタ]本・国内長編ミステリ | 23:49:37 | Trackback(1) | Comments(0)
コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

(書評)夏期限定トロピカルパフェ事件
著者:米澤穂信 高校2年の夏、夏休み直前の祭で小佐内さんはにっこりと笑って言った 2006-05-05 Fri 00:53:31 | たこの感想文

FC2Ad

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。
ブログパーツ