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加納ソルト

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(加納ソルト 2007年5月1日更新)

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そして僕は途方に暮れる/乾くるみ「イニシエーション・ラブ」
456203761Xイニシエーション・ラブ
乾くるみ
原書房 2004-03

by G-Tools

[あらすじ]
大学4年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは代打出場の合コンの席。やがてふたりは付き合うようになり、夏休み、クリスマス、学生時代最後の年をともに過ごした。
マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の会社に就職したたっくん。ところがいきなり東京勤務を命じられてしまう。週末だけの長距離恋愛になってしまい、いつしかふたりに隙間が生じていって…。(表紙裏より)


クレタ: エッ?えっ!?…どういうこと?一体何が起こったの?
マルタ: 一瞬何が起こったのかわからなくなるでしょ?編集部さんから2度読まれることを勧められている作品ですから(笑)。ちなみに図書館で借りた本なのにわざわざ帯が表紙を開けた最初のページに貼り付けてありました。そこまでして貼り付けたかった帯にはこう書いてあります。


目次から仕掛けられた大胆な罠、全編にわたる絶妙な伏線
そして最後に明かされる真相----
80'sのほろ苦くてくすぐったい恋愛ドラマはそこですべてがくつがえり、
2度目にはまったく違った物語が見えてくる。


マルタ: というわけで、僕もパラパラと読み返したところ、「ほう、ほう、ほう」と「おまえはフクロウ男か!」と突っ込まれそうなそうなほど、ほうほう言っちゃいました。


核心はついてませんがネタバレしています。(未読の方は決して読まないように…)





クレタ: 「最後に明かされる真相」と書いてあるから、注意深く読むようなものの、普通に読んでいたら絶対気づかないよね。私はまた性別トリックか夢オチかと思って、そればかり探してた。
マルタ: 僕はね、トントン拍子に主人公にとって幸運なことが進むので、「実はドッキリでした!」とたっくんの人間性を調べるために壮大な計画をみんなが立てて遂行しているのかと…。でもね、読んでいてずっと何か違和感があった。「なんでタバコ吸わなくなったの?」「引越しするとき、あの大量の本どうしたの?」「物理学科?数学科じゃなかった?」「切り詰めているとはいえ、カードの残り度数が減ったくらいでイライラしすぎてるなぁ」とか、たっくんの変貌ぶりが気になってたんだ。
クレタ: 飲んだら豹変するってのもあるね。昔は明るいお酒だったのに…。
マルタ: 僕も「目次に仕掛けられた大胆な罠」にはまっていたようです。「木綿のハンカチーフ」が入ってたから、東京に行けば暮らしぶりも性格も変わるだろう、ましてや80年代ならなおさらだ。と、勝手に先入観を植え付けてしまったわけです。
クレタ: 気になるのはたっくんが急に「突発性難聴」になったこと。書かれていることに全て意味があるとするなら、どうしてそんな病気になったのか?
マルタ: 実は僕も突発性難聴がキーになって物語が別の方へ動き出す展開をね、期待してたわけだけども、特に謎を解く伏線でもなさそうだし…。しいて言うなら、東京-静岡間の往復の際、何時間も大音量でカーステレオを聴いていたからでしょう。あるいはただ単にマユとたっくんが会えない状況を作りだしたかったのかな?確かにミステリ作品で特殊な病気や障害が出てくると意味があるように見えるね。
クレタ: そもそもあらすじにウソがない?「マユのために東京の大企業を蹴って」という記述は本文中から探し出せなかったんだけど…。このあらすじ自体が読者を一番罠に嵌めてると思う。(ホントにあるの?)


 

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[加納クレタ&マルタ]本・国内長編ミステリ | 11:17:59 | Trackback(1) | Comments(4)
コメント
あるよー
こんちにはー。はじめまして。
「マユのために東京の大企業を蹴って」らしき記述はちゃんとありますよ。SIDE-Bの132ページ10行目。

「東京へ派遣。内定を貰っていた大企業を蹴ってまで、わざわざ静岡の会社を選んで入ったというのに……。」

マユのためかどうか、とか「大企業」が東京の会社かまでは書いてないですけど。

気になるポイントは
http://gonza.seesaa.net/article/2124042.html
でチェックしてみると面白いです。
2006-05-04 木 12:28:29 | URL | まっく [編集]
あるなー
はじめまして!
全然ありました(笑)。
上記のブログはスゴイですね。2度ならず、何度読んだんだ?って感じです。おかげで見落としていたポイントも解消し、スッキリしました。
この本とあのブログ合わせると、おもしろさ倍増です。
ありがとうございました。
2006-05-04 木 16:51:29 | URL | 加納ソルト [編集]
こんばんわ~
読まれたんですね!
TBありがとうございました。
最後は頭真っ白になりますよね~
図書館本に帯までありましたか~私の借りた本にはなかったので、ここで読めて良かったです。
きっと、図書館の司書の方も同じ思いをされたから?帯までくっつけたんでしょうね!
ゴンザさんのブログ私も行ってきましたよ。
脱帽ですね~
2006-05-04 木 21:50:43 | URL | エビノート [編集]
本当は…
この手のミステリを読むと、森博嗣さんが「Xの悲劇」を読んだ話を思い出します。彼は当時、ミステリという存在自体も知らなかったので、殺人が起きて謎が提示されるのに、一向に答えが出ないことにヤキモキしてた、というか不思議に思ったそうです。で、最後にレーンが謎を解き明かしてくれたときに感動したと。
こういう体験って素晴らしいなと思うんですね。
だから本当はこんな帯つけないで、普通に恋愛小説として売り出して欲しかったな。著者のデビュー作だったら、なおさらよかったのに、と思います。
私の場合「何かある、絶対何かあるはず」と読んでいって「あーやっぱりね」と、ちょっとした確認作業的読み方になってしまっているのでちょっと悲しいかな…。

それでも、キッチリ騙されてますけどね(笑)。
2006-05-05 金 01:43:50 | URL | 加納ソルト [編集]
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イニシエーション・ラブ〔乾くるみ〕
イニシエーション・ラブ大学四年の僕(たっくん)が彼女(マユ)に出会ったのは代打出場の合コンの席。やがてふたりはつき合うようになり、夏休み、クリスマス、学生時代最後の年をともに過ごした。マユのために東京の大企業を蹴って地元静岡の会社に就職したたっ.... 2006-05-04 Thu 21:44:15 | まったり読書日記

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